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デマ

「デマ」とは、根拠のない、いい加減な噂話のことで、とくに、政治的な効果を狙い、事実無根の情報を意図的に流すなどして、人々を扇動（せんどう）し、相手に不利な状況をつくる場合が多い。

このデマとは、ドイツ語「デマゴギー（Demagogie）」の略されたもので、1670年、ドイツの哲学者ライプニッツが使って以来の言葉です。

このデマゴギーの意味は、扇動的なこととか民衆扇動ということですが、この言葉は、ギリシャ語のデマゴーゴスからきたもので、デモクラシーの語源にもなっているデモス（民衆）とアゴゴス（指導）の結合語です。

本来の意味は、「民衆の指導者」でしたが、それが事実を知らぬ一般市民に漬け込んで、誤ったほうへ引きずり込むという悪い意味へ転じてしまい、今では、ありもしないデタラメを言いふらして他人の名誉や地位を傷つけるとか、中傷や悪口の意味を指すようになったようです。