ことば・ことわざ・故事の語源や由来、さらに業界用語や回文・四字熟語などを知ると、意外な伝説や文化、エピソードが分かり楽しいですよ

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ことばの語源や由来のトップページ
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メールや手紙で使える言葉




1 考慮(こうりょ)
★意味・・よく考えること。
【例文】・・その点も考慮に入れて、進めてまいります。

何かを判断しようとする前にさまざまな要素を考え合わせることです。ただ「考える」だけよりも、答えを出すために何かをしているというニュアンスがあります。

類似の言葉に「配慮」や「思慮」があります。配慮は相手のことを考え、気遣いや心配りをすることです。思慮はある物事について、深く考えることです。必ずしも何かを判断するためではないので、相手に何かを答えなければいけない場合は「考慮します」と書くといいでしょう。

★ポイント
「慮」は考えを巡らすことです。


2 鋭意(えいい)
★意味・・よく励んで努めること。
【例文】・・本製品につきましては、現在、鋭意作成中です。

集中して取り組んでいることを表す言葉で、前向きな印象を与えることができます。進捗状況について説明する際に、現在の状況を説明した上で「残りに関しましても、鋭意努力しております」と付け加えれば頑張っていることをアピールできます。

また、何らかの提案に対して、前向きに考えていることを示したい場合は、「鋭意検討しております」などと使います。
相手によい印象を与えるための言葉ですが、謝意を示す場合に「鋭意謝罪します」などとは言いません。

★ポイント
類語に、集中して行うことを意味する「専心(せんしん)」があります。


3 尽力(じんりょく)
★意味・・力を尽くすこと。
【例文】・・これもひとえに皆様のご尽力の賜物です。

何かの目的のために、精一杯の努力をすることです。相手の行動に対してのお礼や、自分の行動に対して使える言葉です。

たとえば相手の行動によってうまくいった場合、その感謝の気持ちを「ご尽力くださいまして、ありがとうございました」と伝えられます。

また、自分の行動に対して使う場合は「より一層、尽力してまいります」という使い方で、意気込みを表明できます。あいさつのメールや年賀状などで使うとよいでしょう。

★ポイント
他人の行動への感謝は、「お骨折り」という言葉でも伝えられます。


4 ひとかたならぬ
★意味・・並大抵ではない。
【例文】・・在職中はひとかたならぬお世話になりまして、まことにありがとうございました。

「ひとかた」は普通であることを表す言葉ですが、それを「ならぬ」と否定しているため並ではない、非常に、という意味になります。改まった表現のため、退職を伝えるメールなど重要なあいさつや、お礼の手紙にも使えます。

たとえば年始のあいさつで「旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、まことにありがとうございました」などと使うのが定型です。
同様の表現に「並々ならぬ」があります。「並々」もまた、普通であることを表す言葉です。

★ポイント
漢字では「一方」と書きます。


5 お手を煩わせる
意味・・人に手間をかけさせること。
【例文】・・お手を煩わせてしまい恐縮です。

人に頼みごとをしたとき、相手に迷惑をかけることを強調してへりくだる表現です。「お手を煩わせますこと、まことに申し訳ございません」とひとこと添えることで、印象をよくすることができます。

頼みごとがそれほど難しくない場合でも、仕事相手へのメールなどで頻繁に使われる表現です。
「煩わす」とは面倒をかけたり、手数をかけさせたりするという意味の言葉です。同様の表現に「お手間を取らせる」「お手数をおかけする」などがあります。

★ポイント
「ご面倒をおかけする」という言い換えもできます。


6 平素(へいそ)
★意味・・常日頃、普段。
【例文】・・平素より弊社製品をご愛用くださいましてありがとうございます。

普段から取引のある相手に使うことが多い言葉です。「平素より大変お世話になっております」というように、メールの書き出しのあいさつ文などに使われます。

「平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます」という定型文をよく見かけるかもしれませんが、これは、普段から心配をしていただき、ありがとうございますという意味です。

類語には「毎度」「平生(へいぜい)」などがあります。

★ポイント
平時のやりとりでは「いつもお世話になっております」でもかまわないでしょう。


7 ご教示ください
方法や知識を教え示してくださいという意味です。
相手に情報を求める際に「都合のいい日程をご教示ください」というふうに使います。学問的、専門的に知識というよりは、一時的に必要な情報について使うケースが多いでしょう。

類語に「ご教授ください」がありますが、こちらは指導を受ける立場として、長期的に知識を教えてもらう場合に使います。


8 取り急ぎ(とりいそぎ)
急ぎで、の意味。メールに「取り急ぎ、ご連絡差し上げます」と書いてあれば、現状で連絡できることを、十分な対応はできないものの、取り合えず急ぎで送ったということです。

準備ができておらず間に合わせであるというニュアンスの言葉で、目上の人に使うのは基本的に失礼に当たります。目上の人や取引先などには「取り急ぎ」のかわりに「まずは」を使い、後できちんと対応しましょう。


9 承る(うけたまわる)
受ける、聞くという意味の謙譲語です。たとえば「承りました」は「謹んでお受けします」という意味です。相手を立てる形で、依頼などを引き受ける場合に使います。


10 笑納(しょうのう)
贈り物をするときに「ご笑納ください」というふうに使い、「粗末な品物ですが笑って受け取ってください」という気持ちを表します。

ただし、ある程度親しい間柄でないと使うのは失礼になってしまうおそれもあります。冗談の通じる、笑って許される関係で使うほうがよいでしょう。


11 鞭撻(べんたつ)
戒めたり、強く励ましたりすること。鞭打って励ますということです。「ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします」は、厳しく指導、教育してくださいという意味の定番のフレーズです。


12 乱筆乱文(らんぴつらんぶん)
まとまりのない、読みにくい文章であることを詫びるために、手紙のしめくくりに書かれる言葉です。

「乱筆」は読みにくい文字、「乱文」は乱れた文章のことです。「乱筆乱文、お許しください」というように自分の文字や文章を卑下する表現です。


13 得心(とくしん)
「得心がいく」などと使い、心から納得をすること、十分に承知することという意味です。たとえば、相手からのメールの内容を承知した際などに「得心いたしました」というように使います。


14 時節柄(じせつがら)
このような時節であるから、時節が時節なのでという意味です。「時節柄、体調にはくれぐれもお気をつけください」というように、手紙やメールの結びに使ったりします。


15 その節(せつ)は
「その節は大変お世話になりました」というように、過去にあった出来事を話題にするときに使います。酒席や会合などで同席した人と再会したときなどは、「その節はどうも」というようにあいさつのきっかけもできます。


16 幸甚(こうじん)
とても嬉しい、ありがたいという意味です。依頼や贈り物をする際に使う「幸いです」の最上の表現です。

たとえば「ささやかではございますが、お品物をお送りいたします。お気に召していただければ幸甚に存じます」などと使います。「幸せが甚だしい」という意味のやや過剰な表現なので、濫用は避けましょう。


17 随時(ずいじ)
そのときどき、好きなときにいつでもという意味です。「ご意見を随時受け付けております」というように使います。なお、似た言葉である「順次」は順番に、「逐次」はひとつずつ順を追ってという意味です。


18 厚誼(こうぎ)
厚い情や、親しみの気持ち。いつもお世話になっている目上の相手へのあいさつ文で「格別のご厚誼にあずかり、御礼申し上げます」というように使います。

同じ読みで「交誼」という言葉がありますが、こちらは友人としての親しみのある交際を表す言葉です。同輩には交誼、目上の相手には厚誼と使い分けるようにしましょう。


19 息災(そくさい)
無事で健康なことを意味します。久しぶりに連絡を取る相手へのあいさつとして「お陰さまでみな、息災に暮らしております」などと使います。


20 拝察(はいさつ)
相手の気持ちを想像すること、察することをへりくだっていう表現です。たとえば忙しそうな相手への連絡の際に「ご多忙のことと拝察申し上げます」などという具合に使います。






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