ことば・ことわざ・故事の語源や由来、さらに業界用語や回文・四字熟語などを知ると、意外な伝説や文化、エピソードが分かり楽しいですよ

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ことばの語源や由来のトップページ
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ビジネスで使える言葉の言い換え




1 問題ございません←大丈夫です
【例文】・・ご提示くださいましたスケジュールで問題ございません。
「大丈夫」は元々立派な成人男子のことです。そこから転じて強くしっかりしているという意味になり、さらに間違いがないことや危なげがないことを指す言葉になりました。

日常生活ではいろいろな使い方をする便利な言葉ですが、例文のように「物事の進行を妨げる事情がない」ということを伝えたいならば「問題ございません」が適切でしょう。

類似の表現としては「差し障りありません」「支障ありません」などがあります。

★ポイント
「かまいません」と同様の意味ですが、より丁寧な表現です。


2 失念しておりました←忘れていました
【例文】・・金額の提示を失念しておりました。○○円ではいかがでしょうか?

誰にでも、大事なことを忘れてしまうことは起こりえます。そんなときは、でのようにフォローするかが大切。ビジネスの場では
「うっかりしてました!」「忘れていました!」などと言うのは避けてください。

「失念」はうっかり忘れること。元々は仏教用語で、「正念(正しい心、信心)を失ってしまうこと」という意味です。

忘れるという意味の言葉には「忘却」もありますが、こちらは完全に忘れてしまうこと。「忘却していました」というような表現はまずしません。

★ポイント
実態のある物を忘れたり、なくしてしまったときは、失念ではなく「紛失」です。


3 しかねまえ←できません
【例文】・・ご返品はお受けしかねますので、なにとぞご了承ください。

要望を断るとき「できません」ときっぱり言い捨ててしまうと、相手の心証はよくありません。できるだけ不快感を与えず、少しでも印象よく断ることができれば、次の機会に繋がる可能性があります。

「しかねる」は、することが難しいこと、できないということを婉曲にいう言葉です。丁寧な表現とはいえ、相手への拒絶を意味するため、使う際はご注意を。
「ご希望にお応えできず
まことに恐縮ですが」といった具合の、やむを得ず断ることになったというニュアンスの言葉と合わせて使うのがよいでしょう。

★ポイント
より丁寧な表現をするなら「いたしかねます」を使うといいでしょう。


4 検討いたします←考えておきます
【例文】・・ご提案くださいました件は、一度持ち帰って検討いたします。

相手からの提案に対してその場で答えを出すのが難しいときに、「考えておきます」よりも丁寧な表現として使えます。

「検討」とは物事を詳しく調べ、考えること。提案を受けるにせよ断るにせよ、しっかりと考えた上での返答だという意味になります。本心としては断りたい場合に、ひとまず時間を置くという使い方もされます。

また、相手に依頼をするとき、ぜひ前向きに考えてほしいという意味で「ご検討ください」と添える使い方ができます。

★ポイント
持ち帰って考える場合、「改めて熟考します」「持ち帰って精査します」などとも言い換えられます。


5 存じます←思います←思います
「存ずる」は「思う」の謙譲語。自分が思っていることを相手に伝えるときに使う、ビジネスシーンでは頻繁に登場する言葉です。

「○○をお願いしたく存じます」「ご多忙中とは存じますが」というように、メールの文面などを丁寧にする表現として役立ちます。

また、存ずるは「知る」の謙譲語でもあるので、「存じております」「存じませんでした」などと使えます。


6 遠慮させていただきます←お断りします
相手からの誘いや提案を断りたいときは、できるだけ角が立たない言い方を選びたいものです。

「せっかくのお誘いですが、今回は遠慮させていただきます」と、相手を立てつつもむりであることを伝えましょう。

「遠慮」は自体の意味のほか、他人に対して行動を慎んだり控えたりする意味もあります。ただ断るのではなく、そっと身を引くようなニュアンスが含まれるのです。


7 精進(しょうじん)します←頑張ります
「精進」は元々は仏教の言葉で、身を清めて雑念を捨て去り、修行に励むことをいいます。そこから「精進」は、物事に集中して一所懸命努力することを指す言葉にもなりました。「精進します」とは、修行のようにひたすら努力します、という意味なのです。

より強い意志を表す場合、「精進を重ねる」という言い回しもあります。また、仕事や学問に励むことを「精励する」ともいいます。


8 申し伝えます←伝えておきます
他社の目上の人の言葉を、自分の上司に伝える場合、「伝えておきます」では敬意が足りませんし、だからといって「お伝えします」という言い方は間違い。自社の人を丁寧に扱ってしまうからです。

謙譲語である「申し伝えます」を使い、へりくだっていうのが正解です。
では、他社の目上の人から別の知者の目上の人に伝える場合・・・?
その場合は「お伝えします」で問題ありません。


9 お力添(ちからぞえ)ください←協力してください
「力添え」とは援助のことです。協力をお願いする際に「○○様にお力添えいただければと・・」というように使います。のた、「お力添えいただきありがとうございました」のように協力してもらったお礼を言う場合にも使えます。

自分が誰かに協力したい場合に「お力添えください」と言うのはふさわしくありません。その場合は「ご協力ください」「お手伝いさせてください」という表現を使うとよいでしょう。


10 お目にかかる←会う
「お目にかかれて光栄です」のように、自分が誰かに会うことをへりくだっていう表現です。

たとえば自分以外の人を「部長は○○さんにお目にかかりましたか?」などと言うのは間違いです。「お会いになりましたか?」もしくは「会われましたか?」を使いましょう。

「お目にかかる」と類似の表現に「お目通りする」があります。


11 恐れ入ります←すみません
感謝や申し訳なさの気持ちを伝える言葉です。「お忙しいところ恐れ入りますが・・」のように、頼みごとの前につけることで丁寧な印象になります。

「すみません」の言い換えではありますが、謝罪の際に使う言葉ではありません。


12 拝受(はいじゅ)する←受け取る
書類などを受け取ったことを目上の人に対して伝える場合に便利な言葉です。「拝受」単体で謙譲語のため、「拝受いたしました」とすると二十系後になりますが、ビジネスシーンではよく使われており、問題ないとする説もあります。

拝受ほどかしこまる必要がない場合は「受領」を使いましょう。こちらは謙譲語ではないため「受領いたしました」が丁寧です。


13 いかがいたしましょう←どうしましょう
相手に対して、自分にどう行動してほしいかを聞く場合に使います。また、相手がどう行動したいのかを聞く場合は「いかがなされますか?」を使いましょう。


14 お待ちください←ご持参ください
相手に持ってきてほしいものを伝える場合は、「○○をお持ちください」と言うのが正解です。「持参」は謙譲語のため、「○○を持参いたします」というように自分の行動に対して使います。

意外に多い誤用例ですが、「ご持参ください」では相手に「参らせる」ことになってしまいます。失礼にならないように、避けたほうがいいでしょう。


15 愛顧(あいこ)←利用
ビジネスシーンでのあいさつでよく使われます。贔屓にしてくれている相手に対して「ご愛顧いただき、まことにありがとうございます」というように使います。


16 いかほど←どれぐらい
分量や金額、程度について聞く場合に「お値段はいかほどですか?」のように使います。

また、「いかほど」には「いかほど苦労されたことか」というように、「どれだけたくさんの量か」を強調する意味もあります。





恥ずかしくない大人の語彙力を身につけよう

ビジネスで使える言葉の言い換え

1 問題ございません←大丈夫です
2 失念しておりました←忘れていました
3 しかねまえ←できません
4 検討いたします←考えておきます
5 存じます←思います←思います
6 遠慮させていただきます←お断りします
7 精進(しょうじん)します←頑張ります
8 申し伝えます←伝えておきます
9 お力添(ちからぞえ)ください←協力してください
10 お目にかかる←会う
11 恐れ入ります←すみません
12 拝受(はいじゅ)する←受け取る
13 いかがいたしましょう←どうしましょう
14 お待ちください←ご持参ください
15 愛顧(あいこ)←利用
16 いかほど←どれぐらい

 

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