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人間関係・コミュニケーションについての四字熟語




【あ行】

合縁奇縁 (あいえんきえん)
人と人のめぐりあいも、人と人との交わりにおいて気心が合う合わないがあるのも、すべては不思議な縁。仏教でいう因縁によるものだということ。
【説明】夫婦、恋人など異性関係だけではなく、友人や先輩後輩など、親しい間柄のめぐりあいについても言う。
【類語】合縁奇縁(あいえんきえん) 愛縁奇縁(あいえんきえん)

愛別離苦 (あいべつりく)
親子、兄弟姉妹、夫婦など、愛し合い睦み合っている者同士が、生別死別を問わず、別れることになる苦しみや悲しみ。この世のはかなさを言ったもの。
【説明】仏教でいう「八苦」のうちのひとつ。
【類語】愛別離苦(あいべつりく)
【出典】『大般涅槃経』

握髪吐哺 (あくはつとほ)
人が訪ねてきたら、すぐに会うということ。転じて、人材を迎え入れるのに熱心であること。
【説明】中国の周公は、洗髪中でも食事中でも、それを中断して客に会ったという孤児から。
【類語】杜甫捉髪(とほそくはつ)
【出典】『韓詩外伝』

意気投合 (いきとうごう)
互いの心がよく通じ合い、気持ちがぴったり合うこと。
【類語】情意投合(じょういとうごう)

以心伝心 (いしんでんしん)
言葉を交わさなくても、無言のうちに互いに思っていることや考えていること、気持ちが通じ合うこと。
【説明】「心を以って心を伝う」という禅宗の言葉。
【類語】拈華微笑(ねんげみしょう)
【出典】『禅源所詮集都序』

異体同心 (いたいどうしん)
体は別々であっても、心がひとつであること。関係がとくに深いこと。
【説明】とくに、夫婦仲の良いことを言う。
【類語】一心同体(いっしんどうたい)

一衣帯水 (いちいたいすい)
一本の帯のように幅の狭い川や海峡。また、そのような川や海峡によって隔てられているさま。距離の近さや関係の深いことのたとえ。
【説明】「衣帯」とは着物の帯のこと。
【類語】衣帯一江(いたいいっこう)
【出典】『南史』

一期一会 (いちごいちえ)
一生涯のうちに、たった一度だけ会うこと。一生で会う機会は一度限りだということ。
【説明】茶道の「一期一会の会」による。一生に一度の会だから心をこめてもてなせという、茶道の心得を言った言葉で、一般には、人と人との出会いを大事にするという意味で用いられている。
【出典】『茶道一会集』

一族郎党 (いちぞくろうとう)
血縁関係のある者と、それに従うものや関係者。転じて、有力者とその周りに集まる者たち。
【説明】「郎党」は家臣の意で「ろうどう」とも読む。
【類語】一家眷属(いっかけんぞく) 一家眷族(いっかけんぞく)

一味同心 (いちみどうしん)
同じ目的のために心をひとつにすること。また、同じ目的を実行するために心をひとつにして集まった人たちのこと。
【類語】一味徒党(いちみととう)
【出典】『平家物語』

一蓮托生 (いちれんたくしょう)
物事の善し悪しや結果にかかわらず、一緒の行動をとって運命をともにすること。
【説明】仏教語で、死後、極楽浄土でひとつの蓮の上に生まれること。「托生」は自分の生をあずけるという意味。そこから、運命をともにする意になった。

一家団欒 (いっかだんらん)
家族が集まって、食事や会話を楽しむこと。
【説明】「団」「欒」ともに丸いという意。丸く輪になって座り、むつまじくすること。
【類語】家族団欒(かぞくだんらん)

一子相伝 (いっしそうでん)
学問や技芸の奥義の秘密を守るため、代々自分の子どもひとりだけに伝え、決して他には教えずに受け継いでいくこと。
【類語】父子相伝(ふしそうでん)

一宿一飯 (いっしゅくいっぱん)
旅の途中で難儀しているときにひと晩泊めてもらい、一度食事をふるまわれること。転じて、ちょっとした世話になること。
【類語】一飯之報(いっぱんのむくい) 一飯之恩(いっぱんのおん)

一心同体 (いっしんどうたい)
二人以上の人間が心をひとつにして、ひとつの体になるような強い結びつきで、力を合わせること。
【類語】異体同心(いたいどうしん)

一致団結 (いっちだんけつ)
大勢の人が、ある目的に向かって心をひとつに合わせ、物事にあたること。
【類語】一致協同(いっちきょうどう) 一致協力(いっちきょうりょく)

烏合之衆 (うごうのしゅう)
バラバラで規律もなく、統率のとれていない集まり、
【出典】『後漢書』

益者三友 (えきしゃさんゆう)
付き合って有益な友人とは、正直者、誠実な人、知識があって懸命な人物だということ。
【説明】「友を持つなら有益な友を持て」と、孔子が説いた言葉。
【反対語】損者三友(そんしゃさんゆう)
【出典】『論語』

鴛鴦之契 (えんおうのちぎり)
夫婦が仲むつまじいことのたとえ。永久に連れそうという約束。
【説明】「鴛」はオス、「鴦」はメスのオシドリ。
【類語】比翼連理(ひよくれんり)

音信不通 (おんしんふつう)
訪問も連絡もないこと。
【説明】「いんしんふつう」とも読む。

怨憎会苦 (おんぞうえく)
恨み憎んでいる人にも会わなければならない苦しみ。
【説明】仏教でいう八苦のひとつ。



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【か行】

偕老同穴 (かいろうどうけつ)
生きているときは、仲良くともに老い、死んでからは同じ墓穴に葬られることで、死後まで夫婦が仲むつまじいこと。夫婦の契りの固いことのたとえ。
【説明】「偕」は一緒の意。「穴」は墓のこと。
【類語】比翼連理(ひよくれんり) 琴瑟相和(きんしつそうわ) 鴛鴦之契(えんおうのちぎり)
【出典】『詩経』

活殺自在 (かっさつじざい)
生かすも殺すも重いのままであること。自分の思い通りに他人を動かし、自由自在に操ること。
【類語】生殺与奪(せいさつよだつ)

侃侃諤諤 (かんかんがくがく)
正しいと信ずることを遠慮せずに堂々議論するさま。
【説明】「侃」は剛直なさま。「諤」は遠慮することなくはっきり言うこと。
【類語】議論百出(ぎろんひゃくしゅつ) 百家争鳴(ひゃっかそうめい)

冠婚葬祭 (かんこんそうさい)
婚礼や葬儀など、慶弔の儀式の総称。
【説明】本来は、元服(成人式)、婚礼、葬儀、祖先の祭祀(さいし)の四大礼式をさす。
【出典】『礼記』

肝胆相照 (かんたんそうしょう)
互いに心の底まで打ち明け、親しく付き合うこと。
【説明】「肝胆」は肝臓と胆嚢(たんのう)。転じて、「心」の意。訓読では「肝胆相(あい)照らす」と読む。

艦砲之交 (かんぽうのまじわり)
利害を抜きにした仲の良い友達。無二の親友。
【説明】中国の春秋時代、斉の管仲(かんちゅう)と鮑叔牙(ほうしゅくが)が、終生変わらぬ友情に結ばれていたという故事から。
【類語】刎頚之友(ふんけいのとも) 水魚之交(すいぎょのまじわり)

琴瑟相和 (きんしつそうわ)
夫婦が仲むつまじいことのたとえ。兄弟、友人の仲が良いこと。
【説明】「瑟」は大型の琴、琴と瑟を合奏すると、音がよく調和し、美しい調べを生ずることから。
【類語】琴瑟調和(きんしつちょうわ)

金襴之契 (きんらんのちぎり)
金のように固く、欄のように芳しい結びつき。友人同士の交際が親密なこと。
【類語】金襴之交(きんらんのまじわり) 金襴之友(きんらんのとも)

空谷跫音 (くうこくのきょうおん)
寂しいときに、思いがけない訪問者や手紙が来る喜び。孤立しているときに賛同者を得る喜び。
【説明】人気のない谷間に人の足音が聞こえてくるという意。
【類語】空谷足音(くうこくのそくおん)
【出典】『荘子』

愚問愚答 (ぐもんぐとう)
くだらない質問と、馬鹿げた回答のこと。

月下氷人 (げっかひょうじん)
縁結びの神。転じて男女の仲をとりもつ仲人。
【説明】「月下老人」と「氷人」が結びついてできた語。唐の時代、韋固(いこ)が月明かりの下で不思議な老人から未来の妻を予言されたという故事から。また、晋の時代の令孤策(れいこさく)が、占いの名人に「氷の上に立って下にいる人と話した」という夢を占ってもらったところ、「結婚の世話をする前ぶれだ」と言われ、さの通りになったという故事から。
【類語】月下老人(げっかろうじん)

喧々囂々 (けんけんごうごう)
多くの人が口やかましく話すさま。騒がしくて収拾がつかないさま。
【説明】「喧々」「囂々」ともに、騒がしいという意。

甲論乙駁 (こうろんおつばく)
互いの意見を主張し、意見がまとまらないこと。
【説明】甲の人が論ずると、乙の人が反対する意。
【類語】議論百出(ぎろんひゃくしゅつ)
【反対語】満場一致(まんじょういっち)

呉越同舟 (ごえつどうしゅう)
敵味方や仲の悪い者同士が同じ場所にいること。敵味方が、共通の困難や利害に対して協力すること。
【説明】中国春秋戦国時代の呉の国は互いに争っていたが、「同じ舟に乗って転覆しそうになればふだんの恨みは忘れて助け合うだろう」とたとえた『孫子』の故事から。
【出典】『孫子』

骨肉相食 (こつにくそうしょく)
親子、兄弟など、肉親同士が醜く争うこと。骨肉の争い。
【説明】「骨肉」は血縁慣例の意。訓読では「骨肉相食(は)む」と読む。

孤立無援 (こりつむえん)
ひとりぼっちで頼るものがなく、助けがないこと。
【類語】四面楚歌(しめんそか) 孤城落日(こじょうらくじつ)

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【さ行】

四海兄弟 (しかいけいてい)
世界中の人々は、兄弟のように仲良く付き合うべきだということ。
【説明】四海は四方の海の意。転じて、世界、天下の意。「兄弟」は「きょうだい」とも読む。
【類語】四海同胞(しかいどうほう)
【出典】『論語』

子々孫々 (ししそんそん)
孫子の代まで代々。子孫の続く限り。
【説明】子孫を重ねて意味を強めた語。「ししそんぞん」とも読む。
【出典】『書経』

舐犢之愛 (しとくのあい)
親が子供を溺愛すること。
【説明】親牛が子牛をなめてかわいがることから。「犢」は子牛の意。
【類語】老牛舐犢(ろうぎゅうしとく)
【出典】『後漢書』

四面楚歌 (しめんそか)
周囲がすべて敵ばかりで、助けや見方がいない状況。
【説明】楚の項羽(こうう)が、周囲を包囲した漢の劉邦(りゅうほう)の軍勢の歌う故郷・楚の歌を聴き、「楚は漢軍に占領されてしまった」と驚き嘆いたという故事から。
【類語】孤立無援(こりつむえん)
【出典】『史記』

衆議一決 (しゅうぎいっけつ)
多くの人の議論や相談によって、意見が一致し、物事が決まること。

情意統合 (じょういとうごう)
お互いの気持ちが通じ合うこと。
【説明】「情意」は感情や考え、「投合」はぴったりと合う意。
【類語】意気投合(いきとうごう)

唇歯輔車 (しんしほしゃ)
利害関係が密接で、一方がだめになれば他方もうまくいかなくなるような関係。お互いが助け合う、もちつもたれつの関係。
【説明】「輔車」は頬骨と下あごの意。一説に車の添え木と車輪の意。「輔車唇歯」とも言う。
【類語】唇亡歯寒(しんぼうしかん)

水魚之交 (すいぎょのまじわり)
離れがたい、親密な関係や交際のたとえ。
【説明】水と魚のように、切っても切れない間柄の意。中国三国時代、蜀の劉備(りゅうび)が諸葛孔明(しょかつこうめい)を軍師に招くと、側近たちが不満をもらしたが、劉備は「私が孔明を得たのは魚が水を得たようなものであり、二人は切っても切れない間柄である」と言ったという故事から。
【類語】艦砲之交(かんぽうのまじわり)
【出典】『蜀志』

生殺与奪 (せいさつよだつ)
生かすも殺すも、与えるのも奪うのも、思いのままにできること。
【説明】絶対的な権力を握っている意で、「生殺与奪の権」という形で用いることが多い。
【類語】活殺自在(かっさつじざい)

善隣友好 (ぜんりんゆうこう)
隣り合った同士が、友好関係を結ぶここと。
【説明】外交上、隣国と友好関係を結ぶ意で用いられることが多い。

糟糠之妻 (そうこうのつま)
貧しいときから、一緒に苦労してきた妻。
【説明】「糟糠」は酒かすと米ぬかで、粗末な食事の形容。中国後漢の光武帝(こうぶてい)が家臣の宋弘(そうこう)と姉を結婚させようとしたところ、宋弘が「糟糠の妻は堂より下さず(苦労をともにしてきた妻は、富貴になって後も離縁してはいけない)と聞いております」と、辞退したという故事から。
【類語】糟粕之妻(そうはくのつま)
【出典】『後漢書』

相互扶助 (そうごふじょ)
お互いに助け合うこと。
【説明】もともとはロシアの無政府主義者クロポトキンの社会学説の基本概念。生存競争を進化の原因とするダーウィン主義に反対し、自発的に助け合うことが社会発展の要因と考えた。

相思相愛 (そうしそうあい)
互いに慕い合い、愛し合っていること。
【説明】一般に男女の間柄について用いる。

樽俎折衝 (そんそせっしょう)
宴会でなごやかに交渉を進め、武力を用いずに相手をくじくこと。こう症状の駆け引き。
【説明】「樽」は酒樽、「俎」は肉料理をのせる器。「折衝」は敵の衝車(兵車)の勢いをくじく意。
【出典】『晏子春秋』

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【た行】

大同団結 (だいどうだんけつ)
いくつかの団体や政党、ひとつの目的のために、小さな意見の違いを超えて団結すること。
【説明】「大同」は、だいたいが同じである意。

談論風発 (だんろんふうはつ)
活発に語り合い、論じ合うこと。
【説明】「風発」は風が吹くように勢いが盛んなさま。

竹馬之友 (ちくばのとも)
幼いときから非常に仲の良い友達。幼友達。
【説明】竹馬に乗って遊んだ友達の意。
【出典】『晋書』

朝雲暮雨 (ちょううんぼう)
男女の契り、情交のこと。
【説明】楚の懐王(かいおう)が夢の中で女神と契り、女神が別れ際に「朝は雲に、夕暮れには雨になって、朝な夕なにお目にかかります」と言ったという故事から。
【類語】巫山之夢(ふざんのゆめ)
【出典】『文選』

同床異夢 (どうしょういむ)
立場が同じでも、考え方や目標とするものが違うことのたとえ。
【説明】同じ寝床に寝ていても別々の夢を見る意から。
【類語】同床各夢(どうしょうかくむ)
【出典】陳亮『与朱元晦書』

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【な行】

二人三脚 (ににんさんきゃく)
二人が並び、隣り合った足首をひもで結んで走る競技の名。二人で協力し合い、物事を成し遂げることのたとえ。

拈華微笑 (ねんげみしょう)
言葉を使わずに心から心へ伝えること。
【説明】釈迦(しゃか)が説法をしたとき、黙って花をひねって示したところ、ただひとり、迦葉(かしょう)だけが、その意を解してにっこり笑ったという故事示から。
【類語】以心伝心(いしんでんしん) 教外別伝(きょうげべつでん)

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【は行】

百花斉放 (ひゃっかせいほう)
いろいろな花がいっせいに咲くこと。転じて、学問や文化、芸術が自由にまた盛んに行われること。
【説明】「放」は開く意。

百家争鳴 (ひゃっかそうめい)
多くの学者や文化人が、自由に論争し合うこと。さまざまな立場の人が、自説を自由に論じること。
【説明】「百家」は多くの学者の意。

比翼連理 (ひよくれんり)
男女や夫婦の仲が、むつまじいことのたとえ。
【説明】「比翼」は、目と翼をひとつずつ持ち、雄と雌がつねに一体になって飛ぶという想像上の鳥。「連理」は二本の木が途中でくっつき連なっている意。
【類語】偕老同穴(かいろうどうけつ)
【出典】白居易『長恨歌』

父子相伝 (ふしそうでん)
父から子へ、芸術や武術、学問などの奥義を代々伝えること。
【類語】一子相伝(いっしそうでん)

夫唱婦随 (ふしょうふずい)
夫が言い出し、妻がそれに従う意から、夫婦仲が非常によいこと。
【出典】『関尹子』

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【ら行】

戮力協心 (りくりょくきょうしん)
全員の心をひとつにし、一致協力して物事を行うこと。
【説明】「戮力」は力を合わせる意。「協心」は心をひとつにして調和を図ること。
【類語】協心戮力(きょうしんりくりょく) 同心協力(どうしんきょうりょく)
【出典】『墨子』

離合集散 (りごうしゅうさん)
離れたり、集まったりすること。






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