ことば・ことわざ・故事の語源や由来、さらに業界用語や回文・四字熟語などを知ると、意外な伝説や文化、エピソードが分かり楽しいですよ

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性格・人格についての四字熟語




【あ行】

悪戦苦闘 (あくせんくとう)
状況の悪い中で強敵と死に物狂いで戦うこと。転じて、困難な状況の中で、苦しみながらも一心に努力するさま。
【類語】千辛万苦(せんしんばんく) 苦心惨憺(くしんさんたん)

一意専心 (いちいせんしん)
ほかのことには目もくれず、ひたすら心を集中してひとつのことを行うこと。
【説明】「一意」とは、そのことだけに心を注ぐの意。「専心一意」とも言う。
【類語】一心不乱(いっしんふらん)
【出典】『管子』

一諾千金 (いちだくせんきん)
いったん承知して引き受けたことは、千金にも換えられない価値があること。一度約束したらどんなことがあっても約束を破らないこと、厚い信頼があることのたとえ。
【出典】『史記』

一念発起 (いちねんほっき)
今までの行いや考えを改めて、あることを成し遂げようと固く決意すること。
【説明】仏教の「一念発起菩提心(ぼだいしん)」の略で、悪行を悔い改めて、悟りを開こうと決意することから、行いを改めて熱心になるという意味。
【類語】一念発起(いちねんほっき)
【出典】『歎異抄』

一暴十寒 (いちぼうじっかん)
少し努力して、あとは怠けることのたとえ。継続して努力しなければ成果は上がらないことのたとえ。
【説明】「暴」は「曝」と同じで、日にさらして暖めるという意。一日暖めても十日冷やしては何にもならないという意から。
【出典】『孟子』

一罰百戒 (いちばつひゃっかい)
罪を犯した者を一人罰することによって、その他の百人、つまり多くの人の戒めとすること。

一生懸命 (いっしょうけんめい)
命がけで真剣に物事に取り組むこと。
【説明】もともとは「一所(いっしょ)懸命」。中世の武士が命を懸けて守り抜くべき所領を「一所懸命の地」と呼んだことによるものが変化した。
【類語】一意専心(いちいせんしん) 一心不乱(いっしんふらん)

一心不乱 (いっしんふらん)
心をひとつのことに集中し、他のことに心を乱されないこと。
【類語】一意専心(いちいせんしん)

葦編三絶 (いへんさんぜつ)
何度も繰り返し書物を読むことのたとえ。熱心に学ぶことのたとえ。
【説明】「葦編」は古代中国の書物。「三絶」は書物を閉じているひもが何度も切れる意。孔子が「易経」を繰り返し読み、綴じひもが何度も切れたという故事から。
【出典】『史記』

遠慮近憂 (えんりょきんゆう)
遠い先のことまで考えて行動しないと、近いうちに問題が起こるということ。
【出典】『論語』

温故知新 (おんこちしん)
古い昔のことをよく学んで、そこから新しい考えや説、価値を見出すこと。
【説明】訓読みでは「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」と読む。孔子が、師たる者の資格を説いた言葉。
【出典】『論語』

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【か行】

下学上達 (かがくじょうたつ)
日常の身近なところから学び始めて、次第に深い学問の奥義にまで進みいたること。
【説明】訓読では「下学して上達す」と読む。
【出典】『景徳伝燈録』

格物致知 (かくぶつちち)
物の道理を窮めて、学問、知識を習得すること。
【説明】「知を致すは物に格(いた)るにあり」という意味。
【出典】『大学』

臥薪嘗胆 (がしんしょうたん)
目的達成のために、長い間、苦心・努力すること。
【説明】もとは、仇を討つために苦しみ努力すること。中国の春秋時代、呉王夫差(ふさ)は父の仇の越王勾践(こうせん)を討つため、薪の上に臥し、復讐心を奮い立たせ、ついに仇を報いた。敗れた勾践は報復の志を忘れまいと苦い肝を嘗め続け、ついて夫差を滅ぼしたという故事による。
【類語】会稽之恥(かいけいのはじ)
【出典】『史記』

瓜田李下 (かでんりか)
人に疑われるような、まぎらわしい行為はするなという戒め。
【説明】「瓜田に履(くつ)を納(い)れず、李下に冠を正さず」という言葉から。瓜畑で靴を履きなおすと、瓜を盗みに入ったように思われる。すももの木の下で冠を正すと実を取るのではないかと疑われる。このように誤解を招くような行為は慎めという戒め。
【類語】瓜田之履(かでんのくつ) 李下之冠(りかのかんむり)

汗牛充棟 (かんぎゅうじゅうとう)
蔵書が非常に多いことのたとえ。
【説明】車に積んで牛に引かせれば、牛が重さで汗をかくほどであり、家の中に積み上げれば棟木に届くほど、書物がたくさんあること。
【出典】柳宗元『陸文通先生墓表』」

勧善懲悪 (かんぜんちょうあく)
善い行いを勧め、悪行を戒め懲らしめること。
【説明】「勧懲」と略すこともある。
【出典】『春秋左氏伝』

艱難辛苦 (かんなんしんく)
困難や辛い目にあって、非常に苦労すること。
【説明】「艱難」は苦しみ悩むこと。
【類語】千辛万苦(せんしんばんく) 四苦八苦(しくはっく)

汗馬之労 (かんばのろう)
職場でのめざましい働き。また、仕事などで奔走すること。
【説明】戦功を得るために馬で戦場を駆け巡る意から。

玩物喪志 (がんぶつそうし)
珍奇なものに心を奪われて、もてあそんでいると、大切な志を失ってしまうということ。無益な遊びに没頭して、大事なものを見失ってしまうということ。
【説明】訓読みでは「物を玩(もてあそ)べば、志を喪(うしな)う」と読む。
【出典】『書経』

脚下照顧 (きゃっかしょうこ)
身近なことに気をつけること。足元に注意すること。また、まず自分を顧みて反省すること。
【説明】もともと禅の言葉で、自分の本性をみつめよという意味。

愚公移山 (ぐこういざん)
根気よく努力し続ければ、最後には必ず成し遂げられるというたとえ。
【説明】愚公という老人が邪魔になる山を切り崩そうとしたとき、周囲の人は無理だと嘲笑したが、「子々孫々の代までかかってもやり遂げる」という愚考の熱意に動かされて天帝が山を移してやったという故事による。訓読みでは「愚考山を移す」と読む。
【出典】『列子』

苦心惨憺 (くしんさんたん)
物事を成し遂げるために、非常な苦労や工夫を重ねること。
【説明】「苦心」はあれこれ心をくだき考えること。、「惨憺」は心を悩ますことの意。
【類語】悪戦苦闘(あくせんくとう) 粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)

鶏口牛後 (けいこうぎゅうご)
大きな組織の末端にいるよりも、小さな組織のトップになるほうがよいということ。
【説明】「むしろ鶏口と為るも牛後と為る勿れ」の略。
【出典】『史記』

蛍雪之功 (けいせつのこう)
苦労して学問に励むこと。
【説明】貧乏で灯油が買えなかった晋の車胤(しゃいん)はホタルを集めてその光で勉強し、孫康(そんこう)は雪明りで学んだという故事から。
【類語】蛍窓雪案(けいそうせつあん)

捲土重来 (けんどちょうらい)
一度負けた者が、勢力を盛り返して巻き返すことのたとえ。
【説明】「捲土」は土煙が巻き上がること、「重来」は再びやってくること。「けんどじゅうらい」とも読む。

堅忍不抜 (けんにんふばつ)
どんな困難も耐え忍び、何があっても心を動かさないこと。
【説明】「堅忍」は意志強固に我慢すること、「不抜」は固くて抜けないこと。
【類語】志操堅固(しそうけんご)

孤軍奮闘 (こぐんふんとう)
孤立した少数の軍勢がよく戦うこと。支援する人もいない中で、ひとりで懸命に努力すること。
【説明】「孤軍」は援軍もなく孤立した軍勢の意。
【類語】孤立無援(こりつむえん) 四面楚歌(しめんそか)

刻苦勉励 (こっくべんれい)
心身を苦しめるほど、非常な努力をして仕事や勉強に励むこと。
【説明】「刻苦」は苦しみに耐えること、「勉励」は努め励むこと。

金剛不壊 (こんごうふえ)
きわめて堅固でこわれないこと。志を固く守って変えないことのたとえ。
【説明】仏教語で「金剛」は堅固という意味の梵語の漢訳。



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【さ行】

四苦八苦 (しくはっく)
非常に苦労すること。人間のさまざまな苦しみ。
【説明】もとは仏教語で、生、老、病、死の四苦に、愛別離別(あいべつりべつ・愛する人と別れる苦しみ)、怨憎会苦(おんぞうえく・憎んでいる人に会う苦しみ)、求不得苦(ぐふとくく・欲しいものが得られない苦しみ)、五蘊盛苦(ごうんじょうく・心身の苦しみ)を加えて、「八苦」と言う。

試行錯誤 (しこうさくご)
何度も試みて失敗を重ねながら、見通しを立て、解決策をみつけて目的に迫っていくこと。
【説明】「試行」は試しに行うこと。「錯誤」は誤り、間違いの意。

自業自得 (じごうじとく)
自分が行ったことの報いを、自分が受けること。
【説明】もとは仏教語で、自分の行為の善悪が、苦楽の結果を招くという意味だが、一般には悪行の報いとして苦しみを受ける場合に用いる。「業」は行いの意。
【類語】自縄自縛(じじょうじばく) 因果応報(いんがおうほう)

獅子奮迅 (ししふんじん)
獅子が猛(たけ)りはやるように、激しい勢い。猛烈な勢いでものごとに取り組むこと。
【説明】「奮迅」は激しく奮い立つ意。

七転八起 (しちてんはっき)
何度失敗しても、くじけずに立ち上がり、努力すること。
【説明】訓読では「七転び、八起き」と読む。「転」は「顛」とも書く。
【類語】不撓不屈(ふとうふくつ)

七難八苦 (しちなんはっく)
さまざまな災難や苦難のこと。
【説明】仏教でいう七つの災難と八つの苦しみのこと。「七難」は火難、水難、鬼難など諸説あって一定しない。

叱咤激励 (しったげきれい)
大声でしかり励ますこと。
【説明】「叱咤」は大声でしかること。「激励」は励ます意。
【類語】鼓舞激励(こぶげきれい) 叱咤督励(しったとくれい)

心機一転 (しんきいってん)
あることを契機に、気持ちを良い方向へ切り替えること。
【説明】「心機」は心の働き、気持ちの意。

心頭滅却 (しんとうけっきゃく)
心の中のあらゆる雑念を取り払い、無念無想の境地になること。
【説明】「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」の略。
【出展】社荀鶴『夏目題悟空上人院』

切磋琢磨 (せっさたくま)
学問や人徳の工場に励むこと。仲間同士が競い合い、励まし合って、ともに向上すること。
【説明】「切」は切る、「琢」は形を整える、「磨」は磨く意。玉や石を磨き上げる意から。

千辛万苦 (せんしんばんく)
さまざまな困難や苦労、非常な苦労を重ねること。
【類語】艱難辛苦(かんなんしんく) 四苦八苦(しくはっく)

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【た行】

大死一番 (だいしいちばん)
一度死んだつもりになってがんばること。
【説明】仏教語で、己を捨てて心を無にし、仏法に徹する意から。「たいしいちばん」とも読む。

他山之石 (たざんのいし)
自分を磨くために役立つ、他人の間違いや良くない言動のたとえ。
【説明】「他山の石、以って玉を攻(みが)くべし」の略。よその山から出た粗末な石でも、自分の山の宝玉を磨くのに利用できる意から。
【類語】反面教師(はんめんきょうし)
【出典】『詩経』

昼夜兼行 (ちゅうやけんこう)
昼夜を問わず、休みなしに働くこと。昼も夜も休まずに道を急いでいくこと。
【説明】「兼行」は一日に二日分の距離を進むこと。
【類語】不眠不休(ふみんふきゅう)
【出典】『文選』

彫心鏤骨 (ちょうしんるこつ)
非常に苦労すること。また、非常に苦心して詩文を書き上げること。
【説明】心に彫り続け、骨に刻み込む意から。「ちょうしんろうこつ」とも読む。

読書百遍 (どくしょひゃっぺん)
難しい書物も、繰り返し何度も読めば、意味が自然とわかってくるというもの。
【説明】「読書百遍、意自ずから通ず」の略。
【出典】『魏志』

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【な行】

難行苦行 (なんぎょうくぎょう)
さまざまな苦労に耐えて修行をすること。転じて、ひどく苦労すること。

日進月歩 (にっしんげっぽ)
物事が、日に日に進歩すること。また、急速に進歩すること。

忍之一字 (にんのいちじ)
物事を成し遂げるには、忍耐がいちばん大切だということ。
【類語】隠忍自重(いんにんじちょう)

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【は行】

百戦錬磨 (ひゃくせんれんま)
数々の戦いや経験を重ね、鍛え磨かれること。多くの経験をつんで、技術や才能を向上すること。
【類語】海千山千(うみせんやません) 千軍万馬(せんぐんばんば)

不撓不屈 (ふとうふくつ)
どんなに困難な状況にあっても、強い意志を持ち、くじけないこと。
【説明】「撓」はたわむ意。
【類語】不屈不撓(ふくつふとう)
【出典】『漢書』

不眠不休 (ふみんふきゅう)
眠ったり休んだりせず、物事にあたること。休みなく努力すること。
【類語】昼夜兼行(ちゅうやけんこう)

粉骨砕身 (ふんこつさいしん)
骨身を惜しまず、力の限り努力することのたとえ。
【説明】訓読では「骨を粉にし、身を砕く」と読む。

奮励努力 (ふんれいどりょく)
気力を奮い起こして、努め励むこと。

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【ま行】

無二無三 (むにむさん)
ただひとつしかないこと。転じて、ひとつのことにひたむきになること。
【説明】仏教語で、仏となる道はただひとつであり、第二、第三の道はないという意から。「むにむざん」とも読む。
【出典】『法華経』

面壁九年 (めんぺきくねん)
脇目も振らず、ひとつのことに努力するたとえ。
【説明】達磨(だるま)大師が少林寺で9年間、壁に向かって座禅し、ついに悟りを開いたという故事から。

孟母三遷 (もうぼさんせん)
子どもの教育には、環境を選ぶことが大切だということ。
【説明】孟子(もうし)の母は、子どもの教育を考え、墓地のそばから市場のそば、さらに学校のそばへと、三度移り住んだという故事から。
【出典】『列女伝』

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【や行】

油断大敵 (ゆだんたいてき)
注意を怠ると失敗するから、十分警戒するべきであるという戒め。
【説明】「油断」は灯火の油を断つことから、気をゆるめる意。
【類語】油断強敵(ゆだんきょうてき)

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【ら行】

力戦奮闘 (りきせんふんとう)
気力を奮い立たせ、全力を尽くして努力すること。
【説明】「りょくせんふんとう」とも読む。

粒粒辛苦 (りゅうりゅうしんく)
米のひと粒ひと粒は、農民の苦労の結晶だということ。転じて、細かい努力と苦労を重ねること。
【出典】李紳『憫農』






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