ことば・ことわざ・故事の語源や由来、さらに業界用語や回文・四字熟語などを知ると、意外な伝説や文化、エピソードが分かり楽しいですよ

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方法・手段についての四字熟語




【あ行】

暗中飛躍 (あんちゅうひやく)
人に知られないようにひそかに計画し、実行すること。
【説明】主として、政治的な活動を言う。「暗躍」という言葉は、「暗中飛躍」を略したもの。
【類語】裏面工作(りめんこうさく)

暗中模索 (あんちゅうもさく)
暗闇の中を手探りで探す意から、手がかりのない物事をいろいろ考え、手を尽くして捜し求めること。
【説明】「模索」は「摸索」とも書く。
【類語】五里霧中(ごりむちゅう)
【出典】「隋唐寓話」

一網打尽 (いちもうだじん)
一度打った網で、たくさんの魚を捕まえることから、一度に悪者の一味を残らず捕まえること。
【出典】『宋史』

一粒万倍 (いちりゅうまんばい)
ひと粒の種を蒔いて万倍もの収穫を得ることから、小さなことから大きな成果を得ることのたとえ。また、ひとつの善行から、多くの恩恵が受けられるとのたとえ。
【出典】『報恩経』

一攫千金 (いっかくせんきん)
苦労せずに、一挙に巨額の利益を得ること。
【説明】「一攫」は、ひとつかみの意で、ひとつかみで千金を得ること。「一獲千金」は誤りだが、最近は新聞記事などでは、「一獲」と書き換えられることが多い。

一挙両得 (いっきょりょうとく)
ひとつの行動や動作によって、同時に二つの利益を得ること。
【類語】一石二鳥(いっせきにちょう)
【反対語】一挙両失(いっきょりょうしつ)

一石二鳥 (いっせきにちょう)
ひとつの石を投げて、二羽の鳥を打ち落とすことから、ひとつのことをして二つの目的を達成すること。また二つの利益を得ることのたとえ。
【類語】一挙両得(いっきょりょうとく)
【反対語】一挙両失(いっきょりょうしつ)

一刀両断 (いっとうりょうだん)
ひとり太刀で者を真っ二つに切ることから、物事を思い切ってズバリと処置すること。ためらいを捨てて思い切って決断すること。

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【か行】

合従連衡 (がっしょうれんこう)
南北に合流し、東西に連合すること。転じて強敵に対抗するための戦略。たくみなはかりごとをめぐらした外交政策のこと。
【説明】「合従」の従は、縦と同意で南北。「衡」は横で、東西の意。昔、中国の戦国時代に南北に並んだ六カ国を連合させた外交政策を合従といい、その後、合従の策が敗れたとき、横に並ぶ六カ国が同盟を結んだ政策を「連衡の策」と言う。
【類語】合従連横(がっしょうれんおう)
【出典】『史記』

換骨奪胎 (かんこつだったい)
先人の詩文の意図をよく理解し、その表現法や発想を取り入れて、なおかつ自分なりの創意を加えて、自分の作品に作り上げること。
【説明】骨を取り換え、胎(子の宿るところ)を奪い取るというのが本来の意味。今は、人の作品にちょっと手を加えただけの焼き直しという意味で用いられることが多い。
【出典】『冷斎夜話』

起死回生 (きしかいせい)
今にも死にそうなもの、滅びかけているものを再び生き返らせること。絶望的な窮地から救い出し、立ち直らせること。
【類語】回生起死(かいせいきし) 起死再生(きしさいせい)

窮余一策 (きゅうよいっさく)
困りきって、苦し紛れにとる手段や方法。
【類語】苦肉之策(くにくのさく) 非常手段(ひじょうしゅだん)

虚虚実実 (きょきょじつじつ)
互いに策略や秘術を尽くして戦うこと。うそとまことを織り交ぜて相手の腹を探り合うこと。
【説明】「虚」は守りの弱いところ、「実」は堅い意。

機略縦横 (きりゃくじゅうおう)
時に応じて、適切な策略を自在にめぐらすこと。
【説明】「機略」は策略、「縦横」はたてよこが転じて自由自在にという意味。
【類語】機知縦横(きちじゅうおう)

空理空論 (くうりくうろん)
現実からかけ離れていて、役に立ちそうもない理論や考え。
【説明】「空理」「空論」ともら実際には役に立たない理論や考えの意。同じ意味の言葉の重ねで意味を強めた語。

苦肉之計 (くにくのけい)
苦し紛れに考えた手段や方法のこと。
【説明】ある男が、敵をあざむくためわざと体を傷つけ、敵陣に逃げ込んで敵の内情を探ろうとしたという故事から。
【類語】苦肉之策(くにくのさく) 窮余一策(きゅうよいっさく)

月下推敲 (げっかすいこう)
詩文の字句を工夫し、練り上げること。
【説明】詩作中に門を「推(お)す」とするか、「推(たた)く」とするか、月の下で思案すると言う意。

権謀術数 (けんぼうじゅつすう)
人を巧みにあざむく計略、策略。
【説明】「権謀」はその場に応じた策略、「術数」ははかりごとの意。
【類語】権謀術策(けんぼうじゅっさく)
【出典】朱熹『大学章句序』

巧遅拙速 (こうちせっそく)
巧みであっても遅いよりは、稚拙で速いほうが良いということ。
【説明】もとは兵法の語。「巧遅」は上手にできているが遅いこと、「拙速」は下手ではあるができあがりが速いこと。
【出典】『孫子』



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【さ行】

三十六計 (さんじゅうろっけい)
いざという時には、逃げるが安全で一番良いということ。
【説明】「三十六計」は中国古代の兵法。「三十六計逃げるに如(し)かず」の略。
【出典】「南斉書」

自給自足 (じきゅうじそく)
生活のために必要なものをすべて自分で作り出し、まかなうこと。
【説明】自分で自分に供給し、自らの必要を充足する意。

杓子定規 (しゃくしじょうぎ)
一定の基準や形式をあてはめようとすること。また、決まりきった規則や考えにとらわれて、融通がきかないこと。
【説明】曲がっている杓子の柄(え)を無理に定規の代用にしようとする意から。
【類語】四角四面(しかくしめん)
【反対語】融通無碍(ゆうずうむげ)

熟読玩味 (じゅくどくがんみ)
文章をよく読み、内容や意味を考えながらじっくり味わうこと。
【説明】「玩味」はよく味わうこと。
【出典】『小学』

取捨選択 (しゅしゃせんたく)
悪いもの、不要なものは捨て、良いもの、必要なものだけ取ること。
【説明】取るべきものと、捨てるべきものを選択する意から。

常套手段 (じょうとうしゅだん)
同じような場合にいつも決まってとられる手段や方法。ありふれた、古くさい手段。
【説明】「常套」は古くからのありふれた方法。
【類語】慣用手段(かんようしゅだん)

信賞必罰 (しんしょうひつばつ)
功績のある者には必ず賞を与え、罪を犯した者は必ず罰すること。
【説明】「信賞」は間違いなく賞を与えること、「必罰」は必ず罰すること。
【出典】『韓非子』

深謀遠慮 (しんぼうえんりょ)
遠い先のことまで深く考えを巡らし、計画を立てること。また、その計画。
【説明】「深謀」は深く考えたはかりごと。「遠慮」は、ここでは控えめにすることではなく、遠く慮(おもんばか)る、先のことを考える意。
【類語】遠謀深慮(えんぼうしんりょ)
【出典】『文選』

善後処置 (ぜんごしょち)
後始末をきちんとすること。あとあとのことを考えて、取り扱いを考えること。
【説明】「善後」は後始末をよくすること。

粗製濫造 (そせいらんぞう)
質の悪いものを、むやみに数多く作ること。
【説明】「濫造」は無計画に作る意で、「乱造」とも書く。

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【た行】

他力本願 (たりきほんがん)
他人の力を頼って、望みをかなえようとすること。
【説明】本来は仏教語で、阿弥陀如来(あみだにょらい)の力に頼って悟りを開き、語くらい往生を遂げること。「本願」は、仏や菩薩(ぼさつ)が衆生(しゅじょう)を救おうとして立てた願い。

朝三暮四 (ちょうさんぼし)
目先の違いにこだわって、同じ結果であることに気づかないこと。また、言葉巧みに人をだましたり、愚弄したりすること。
【説明】中国宋の時代、猿を飼っている男がトチの実を朝三つ暮れに四つ与えると言うと、猿は怒ったが、朝四つ暮れに三つ与えると言うと大喜びをしたという故事から。
【出典】『列子』

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【な行】

二者択一 (にしゃたくいつ)
ふたつのうち、どちらか一方を選ぶこと。
【説明】「択」はひとつを選ぶ意。
【類語】二者選一(にしゃせんいつ)

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【は行】

博引旁証 (はくいんぼうしょう)
書物などから多くの例を集め、証拠としてあげながら説明すること。
【説明】「博引」は広く資料を引用する意。訓読では「博(ひろ)く引き、旁(あまね)く証す」と読む。

薄利多売 (はくりたばい)
利益を少なくして大量に売り、全体として利益を上げること。

抜本塞源 (ばっぽんそくげん)
災いの原因や、根本の原因を取り除くこと。
【説明】木の根を抜き、水源をせき止める意から。

辺幅修飾 (へんぷくしゅうしょく)
うわべを飾り、見栄を張ること。体裁をつくろうこと。
【説明】布地の縁を飾る意から。
【出典】『後漢書』

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【ま行】

無為無策 (むいむさく)
なんの対策もなく、手をこまねいてみていること。

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【や行】

羊頭狗肉 (ようとうくにく)
見かけは立派だが、中身は劣っていること。見掛け倒し。
【説明】「羊頭を懸けて狗肉を売る」の略。羊の頭を看板に掲げておきながら、犬の肉を売る意から。

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【ら行】

六韜三略 (りくとうさんりゃく)
古代中国の兵法書『六韜』『三略』。転じて、奥の手や虎の巻をさす語として用いられる。
【説明】『六韜』は周の太公望呂尚(りょしょう)、『三略』は前漢の黄石公(こうせきこう)の作とされているが、後世の偽作とする説もある。






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